*.注意事項 まもろう!ミズアオイ
   

ミズアオイのTOPページ
1.種子のとりかた
2.冬季の保存について
3.種まきと植えかえについて




 希少な植物ミズアオイを増やすことを目的にしていますが、野外のどこにでも植えてはいけません。

 学校の先生や地域の植物に詳しい専門の先生に尋ねてみましょう。

 自生地のミズアオイをよく観察しましょう。





*勝手に植えないこと
 自分たちでつくったビオトープや、許可をとることができた場所に植えることになります。野外に植えるときには、学校の先生や植物に詳しい先生にまず相談してみましょう。
 観察、管理ができる場所に植えるようにします。

*生育できる環境に植えること
 どこに植えても育つわけではありません。育つことができそうな環境を考えて植えましょう。ミズアオイの生育環境の条件としては、1)流れのほとんどないところ、2)水位変動の少ないところ、3)日当たりのよいところ、4)水辺の浅いところ、などがあげられます。
 野生のミズアオイをよく観察してから植えることにします。

*種子をとった場所と同じ地域に植えること
 同じミズアオイでも、それぞれの地域で少しずつ違っています。
 それぞれの地域のミズアオイを守るために、遠いところからもってきたり、遠いところへもっていって植えてはいけません。

*他の生きものへの配慮を忘れずに
 ミズアオイを植えようとする場所にも、ほかの生きものが生息していると思います。
 むやみに環境を壊さないように十分に気をつけましょう。そして、その場所に生育している植物や水辺に生息する動物に目を向けてみましょう。
 たくさんの植物が密に生育している場所に植えてしまうと、育つために激しい競争がおこなわれることになります。ミズアオイは背丈が低いので、他の植物があまり生育していないようなお日様のあたりやすい場所に植えてあげましょう。
 


 


 環境条件にあって良好に生育しても、ザリガニがいるところでは食べられたりハサミで切られたりします。ザリガニに限らず、やわらかくておいしそうな新芽を食べる生きものは多くいます。
 水質の状態が合わなかったり、他の植物との競争に負けてしまうと、生育できなくなります。厳しい環境の中で勝ち残り、いくつもの条件にあうことができたときに、りっぱに生育することができるのでしょう。


 自分たちで植えたミズアオイが良好に育つことができるのかを観察しましょう。
 植えたミズアオイがよく育ったら、秋には紫色の美しい花をみることができます。そして実がなったら、少しだけ実をつみとって保存します。
 翌年の春には、そこで自然に発芽してくるかをみます。自然に発芽して、良好に育つことができたら、その場所はミズアオイにとって、とてもいい環境だったことがわかります。



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