1.種子のとりかた まもろう!ミズアオイ
   

2.冬季の保存について
3.種まきと植えかえについて

野外に植えるうえでの注意事項



ひとつのミズアオイに、たくさんの実ができます。
そして実の中には約200粒もの種子が入っています。
大切な実は、必要以上にとらないこと。
自分で育てることのできる分だけをとりましょう。
1.花から実へ
 花が枯れると、実がなります。
 ミズアオイの実は緑色で、一辺が約2cmの三角形をしています。
 花を咲かしたほとんどのものが、結実するため、たくさんの実がとれます。

未熟な状態




3つにさけた状態


2.実が熟すと
 実が熟すのは、11月中旬〜下旬。
 実が裂けるまえに、つみとるようにしましょう。
 実は熟すと3つに裂け、種子を落とします。
 実の中には2mm前後の種子が約200粒入っています。


3.実の採り方

 実は基本的に穂の下から上へと順番に熟します。

 種子の色が白色のものは未熟、茶色のものが成熟したものです 実を指でつまんで簡単に割れるようなら成熟しています。

 未熟な実をとらないように気をつけ、熟した実を一つ一つつみとりましょう。
 実をたくさんとると、あとの管理や苗植えが大変になります。
 あまり多くとりすぎないで、必要な量だけとりましょう。




4.種だけ集める

 つみとった実は、そのまま水の中に沈めます。まず、バケツなどに水を入れ、水の中で実をほぐします。そうするとほとんどの種子が水中に沈みます。そして種子を落とした実の皮は捨てます。

 種子は空気に触れると、水面に浮きます。水面に浮いている種子も水中に沈めてあげましょう。かき混ぜると簡単に沈みます。 種子を水中に沈めたら、にごった上澄みを捨てます。水の入れ換えを何度かおこないましょう。
 水を換えるときには、底に沈んでいる種を流さないように注意しましょう。
 
    


 もし、指で押してもつぶれない未熟な実をとってしまったら、すぐに水の中にいれずに陰干ししておきましょう。しだいに熟します。


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