水清(きよ)ければ魚棲(す)まず

もし水の中に何もふくまれていなかったら

          「食べ物がないよー」 
       ★ ★
      
     「なーんにも食べる物がなかったね!」       「あ〜おなかすいた。んっ!?何もないぞ!」 



というように、水の中の生き物も生きていけません。


汚濁(おだく)の原因(げんいん)物質となる有機物(ゆうきぶつ)や栄養塩類(えいようえんるい)は、
実は生物にとって重要な
たべものになっています。



                         「食べ物がいっぱいあるよ」
              「わ〜い」

・・・有機物、 ・・・栄養塩類



森の栄養分(有機物やミネラルなど)が川に流れこみ
海へと流れることによって豊かな漁場がつくられます。



 


・・・有機物、 ・・・栄養塩類


ですからほんとうは、水の中に有機物があることは「良いこと」なのです。


それではなぜ、「
汚濁(おだく)」という問題が起こるのかというと、
もともとあった水辺が壊されて、生き物がいなくなったり、
今までよりも余分な栄養分が入るようになったためです。



水質を正しく把握(はあく)することができれば、その水の問題点や改善(かいぜん)方法がわかります。
ですから、水の中にとけている物質について、そして水質について正確に理解することはとても大切です


河北潟でも美しい水環境を取り戻すために、いろいろな活動をしています。




以上で今回のお話はおしまい。
次号は、「有機物とCOD・BOD」についてです。



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  かほくがた こども研究所